台湾総集編②

台湾総集編②

 

<暑・油・甘>

①暑

台湾の9月はまだまだ日本の真夏の気温でそこに湿度が加わり相当暑い。

10月も暑さが続くと言う。

出国前に台湾の気温を見ると28度前後だったから意外と余裕かと思っていたら

現地の気温と隔たりが大きすぎる!

PCもスマホもあまりにもデタラメで気温も天気も全然違う。

現地の予報で毎日35度前後、体感気温は40度超えとの予報が正しかった。

最低気温が27度前後、特に湿度が高いので昼は滝汗が止まらず夜出歩いても汗をよくかく。

でも高速バスや百貨店は冷えまくっているので逆に寒い、寒暖差に気を付ける必要がある。

 

②油

とにかく食べ物が油っこい。

野菜がない、野菜が出ても油にまみれている。

自炊なんかしないで外食するのが文化だから朝から餃子や麺類を普通に食べる。

野菜を摂る習慣もなく1日3食全て油食になってしまう事が多い。

あっちにいると日本で野菜不足をうるさいく言ってるのが不思議な感覚に陥る。

 

③甘

スイーツやらフルーツやら飲み物やら・・とにかく甘い。

そりゃそうだろうと思うかもしれないが、べっとり甘く糖質たっぷり。

男の俺にとったら甘すぎて、食べ物は油か甘かと言うイメージになった。

ただ、フルーツはさっぱりした甘さで意外とスッキリする。

日が経つにつれて甘さが増していった。

 

<物価>

安いと聞くが正直それほど実感はない。

1万円が約3千元になるので安くても案外早くなくなる。

安いと思ったのはバス、あとは日本みたいなケチケチではなく量が多い。

Lサイズは日本でLLぐらい。

コンビニで買うペットボトルすら600ml(日本は500ml)が普通。

フルーツを買う時も、こんなに?って程もらえた。

寿司は台湾の方が若干高かった。

 

<街>

台北はもっと都会と思った。

逆に台中はもっと田舎かと思った。

街を歩くと屋台が多いからか至る所でいろんなニオイがしてくる。

最初はそれがきつかった。暑さと屋台のせいか街にゴキブリが多く生息。

大きな公園が多く整地されていて綺麗。人も適度にいるのでまったり散歩できる。

公園や広場で子連れで夜遅くまで遊んでいるのが印象的だった。

台湾の人は家にいるより外に出て体を動かすことが好きなのだそう。

公園や、道路、並木通りは日本より大きな木が茂りしっかりと整地がされていた。

特に公園は南国を思わせるような、かなり大きな木が何本も植えられている。

歩行者用信号機はカウントダウン式になっておりそちらの方が便が良く渡りやすい。

住宅は日本のよくある建物とは違って、田舎でも木造瓦建てなんて見当たらない。

例外も多く存在するが、帰国して日本の住宅がいかに美しいのかがわかった。

俺の住んでる田舎辺りだと、玄関は花や木を植えて美しく見せ庭も小奇麗にしている。

台湾ではただ家が建っているだけと言う場所が多い(これは国を問わず地域によるのかも)

手入れも気遣いもしなくてよいから楽ではあるが。

玄関がないから外で靴を脱いで家に入る、マンションでも同様だった。

高層ビルや高層マンションが多く都会に感じた。

知人によると台湾は狭いから上に高く積まないと住む場所が…との事。

一方で、昔は人が住んでいたのかボロボロの高層廃ビルもかなり多くよく目についた。

1階だけ店舗が入っていて、2階より上は廃れほとんど住んでいない様子。

 

<人々>

3週間の滞在で偉そうな事は言えないけど感じたことを。

台湾の人たちは日本人より陽気で素直でちょっとずぼら。

行動も素直なので少し自己中と思われるかもしれないし、

良く言えば自己をしっかり持っていて自分は自分、他人は他人と思っている。

あっちで暮らすと日本人の繊細さがおかしいと思えてくる。

日本でバスや電車に乗る時、ゆっくりやってきてすっと座る。

4人掛けなら遠慮がちに「すみません」と頭を下げて当たらないように。

台湾では普通に歩いて軽く声をかけドスンと普通に座る。

日本で道で歩いていてぶつかると「すみません、大丈夫ですか…?」と

振り返って顔を見て確かめて相手の反応をうかがう。

台湾では「あっごめん」とさりげなく立ち去る。

大げさに書いてはいるけど、こんな雰囲気がある。

人とすれ違う際も日本人のようにいちいち見てこない。

人がどうあれ、自分をしっかり持っているから。

日本人独特の繊細で大人しいイメージは感じない。

(もちろん日本人もどこの国でも人によるし、傾向にあると言うだけ)

男子は絶対短髪ツーブロック。女子は短いホットパンツを履いている率が高い。

 

<職場>

日本のように堅苦しくスーツを着て仕事をしている人は少ない。

接客業では制服のある仕事も多いけど、タクシーなんかTシャツでやってる。

仕事中にスマホを触ったりその場で食事をしているなんてざらに見た。

百貨店の店員さえスマホを触ったり飲食してた(決して休憩中ではありません)

日本ならいずれクビになりそうだけどね。

と言うか、日本が真面目すぎるだけかもしれない。

 

<車>

軽自動車がなく、それだけで高級車ばかりが走っているような錯覚に陥るが、

実際日本と比べ高級車を乗っている率が高い。

BMW・ベンツ・レクサス、この辺が多く何故こんなに高級車が多いのか。

フロントやサイドにまで真っ黒なフィルムを張り中の様子が見えない。

台湾では真っ黒なスモークガラスが主流と言うか標準なのか。日本では違反にあたる。

タクシーは黄色くてわかりやすい。運転マナーは悪い。まぁ日本も大抵悪い。

 

<衛生面・マナー>

衛生面は日本が世界から見ると潔癖だから比べたら仕方ないけど、

それに慣れているからどうしても気になってしまう。

部屋の水は飲めないしトイレは詰まるし場所によって紙が流せない。

住居が日本のような気遣いにあふれた仕様じゃないから、いろいろ違う。

たくさん思う事はあったけど慣れたら大丈夫なのであまり書かない。

 

日本より貧富に差があり、歩いててホームレスや衛生的に悪そうな人とよく会う。

そう言った人が基本無料だからか市バスに乗り込んでくる事も稀にある。

体が不自由な人も何故かよく街に繰り出して歩いている。

都会でも段差が多くまだバリアフリーが行き届いていない。

最も気になるマナーは車とバイク。

車はありえない場所に路駐するし、バイクの大群は無謀なレースをしているみたい。

スレスレに走るし何度もぶつかりそうになる。特に夜市では非常に危険。

また横断歩道を渡る時も歩行者優先ではなく・・

バイクや車が来ているのに通るから「止まってくれてありがとう」みたいな感じ。